シンガポールMBA生活(スポーツ編):勉強だけじゃないMBAのリアル

シンガポールには野球文化がほとんどありません。そのため驚くほどWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)が盛り上がっていないんですよね。日本にいると、コンビニでも居酒屋でも、WBCどうだった?という会話が聞こえてきますが、シンガポールではそんな空気はほぼゼロ。WBCを見られるバーを探すのもなかなか大変です。

ただ、昨日の台湾×韓国戦は本当に感動しました。東京ドームをホームスタジアムのように埋め尽くしたTeam Taiwanの応援の熱。延長戦で主将のチェン・ジェシェンが代走で登場 (5日のオーストラリア戦で死球を受け、左手人差し指を骨折していたにもかかわらず)、執念のヘッドスライディングで間一髪セーフ。そして次の打者のスクイズでホームイン。あのシーンはきっと、今後もWBCの歴史に残るプレーになると思います。

……と、WBCの話を続けると止まらなくなるので、この辺にしておきます。今日はシンガポールのスポーツ事情について書いてみたいと思います。

目次

シンガポールはスポーツ文化が強い国?

これはあくまで僕の印象ですが、シンガポールはスポーツ文化があまり強くない国だと思います。シンガポールに来たばかりの頃、タクシーの運転手とこんな会話をしました。「シンガポールって強いスポーツあるの?」すると返ってきた答えは意外なものでした。「特にないかな。そもそもこの国ではプロスポーツを目指す人がそんなに多くないよ。」理由を聞くと、すごくシンプルでした。

お金にならないから

もちろん世界トップクラスの選手になれば何億円も稼げる。でもそんな人がどれだけいるのか?それならしっかり勉強して、いい仕事に就く方が現実的という考え方です。確かにMBAの友人で子供がいる家庭の話を聞くと、

  • 学校
  • ピアノ
  • バイオリン
  • バレエ

など、かなり教育重視の生活をしているケースが多い。日本だとうちの子サッカーやってます、野球やってますっという話をよく聞きますが、シンガポール人の家庭からはあまり聞いたことがありません。

でもスポーツをしないわけではない

ただ、これは誤解しないでほしいのですが、スポーツをしない国ではありませんむしろ健康やレクリエーションとしてスポーツをしている人はかなり多いです。特に多いのが

  • バドミントン
  • 卓球
  • ジム
  • ヨガ

などの室内スポーツ。理由はとてもシンプル。外が暑すぎるシンガポールで昼間に外で運動すると、5分でこれは命の危険を感じるレベルだなと思うこともあります。街中ではヨガパンツでジムやスタジオに向かう人をよく見かけます。まとめると、レクリエーションとしてスポーツをする人は多いが、職業として目指す人は少ない。そんな印象です。

スポーツ観戦文化はどうか?

個人的に少し寂しいのが、スポーツ観戦文化があまり強くないこと。シンガポールにも国内リーグがあります。例えばサッカーでは日本のクラブ、アルビレックス新潟シンガポールが参加しています。日本代表だった李忠成選手もプレーしていました。実際に試合を観に行ったことがありますが、正直な感想を言うとJリーグのスタジアムと比べると、かなり落ち着いた雰囲気。チケットは確か10ドルくらい。悪く言えば静か、良く言えばのんびり観られる感じです。

日本のJリーグ、プロ野球やBリーグのような観戦の熱は、やはり特別だなと改めて感じました。シンガポールでスポーツ観戦といえば、パブでプレミアリーグを見るくらいでしょうか。スタジアムが満員になるのは、ブラックピンクなどのコンサートの時だけかもしれません

ではMBA学生はどうなのか?

ここは少し面白いポイントです。MBAのフルタイム学生は結構スポーツをしています。キャンパスには;

  • テニスコート
  • ジム
  • プール
  • バドミントンコート
  • 卓球台

などがあり、かなり充実しています(もちろん予約が必要なものもあります)。僕もパートタイム学生でしたが、週末にバドミントンや卓球に参加したことがあります。フルタイムの学生は、いわゆるキャンパスライフに近い生活をしていると思います。昼は授業。宿題は図書館やスタバ。空いた時間でスポーツ。なんだかアメリカの大学生活みたいですよね。

MBA最大のスポーツイベント

そしてMBAで一番大きなスポーツイベントがMBA Olympicsです。NUS、NTU、SMUの3校が集まり、丸一日かけてスポーツ大会を行います。競技は;

  • トラック競技
  • サッカー
  • バドミントン
  • 卓球

など、かなり本格的。ちなみに僕は戦力外通告を受けたため選手では出場できず、応援席担当でした(完全にマネージャーポジション)。でも、授業でしか会わないクラスメイトが真剣にスポーツをしている姿を見るのはすごく新鮮でした。勉強だけでは見えない一面が見えるのも、MBAの面白いところですね。

まとめ

シンガポールは

  • スポーツ文化はそこまで強くない
  • でも健康やレクリエーションとしては人気
  • MBA学生は意外とスポーツ好き

というのが僕の印象です。個人的には、日本のスタジアムの熱狂が少し恋しくなることもあります。ただMBA生活では、勉強だけでなくスポーツ、交流、イベントなど色々な経験ができるのも魅力です。もしシンガポールMBAを検討している方は、勉強だけではないキャンパスライフもぜひ楽しんでほしいと思います。

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