最近、なぜかシンガポールは雨が多い。なんだか毎日降っている気がする。いつもの5月なら、もっとカラッとしていて、とにかく暑い。ああ〜シンガポールだな、という感じの天気なのに今年は妙に涼しい。なんだか少し変な気分。今日は前回に続き、僕のMBA時代の思い出について書いてみようと思う。テーマは、シンガポールMBAで最初にできた友達。ちなみに今日は珍しくコーヒーではなく紅茶を飲んでいる。これもまた変な気分だ(笑)。
シンガポール国立大学MBAで出会った仲間たち
幸い、シンガポール国立大学(NUS)のMBA時代にはたくさんの友達ができて、本当に楽しい思い出をたくさん作った。今でも飲み仲間の韓国人、Young、Delphine、Sooyoung、Stellaとは定期的に集まる。近所だったこともあり、よく家でHotpotパーティをしていたKuanとは、彼女が今香港に住んでいるにも関わらず、香港へ行くたびに再会している。Fredericaとは帰り道が同じことが多く、授業終わりに一緒にバスに乗って、「明日仕事だなあ」「プレゼンやばいなあ」なんて話しながら帰った仲だ。言い出すとキリがないんだが、僕はNUSのMBAで出会った友達が本当に大好きだ。ただ、正直に言うと、MBA時代にめちゃくちゃ仲が良かった日本人の友達というのは、あまり思い浮かばない。もちろん仲が悪いわけではない。ただ、どこか妙な距離感がいつもあった。海外出身のMBA友達たちは、「Kei、飲み行こうよー!」みたいな感じで、まるで大学時代の友達のように接してくる。遠慮もないし、思ったことを何でも言い合える。
でも、日本人の学生だけは、「Keiさん」 「奥嶋さん」と、すごく日本的な距離感で接してくることが多かった。お互いシンガポールに住み、しかもシンガポール国立大学というグローバルな教育機関で学んでいるのに、日本人はどこへ行ってもやっぱり日本人なんだな、と感じた瞬間でもあった。少なくとも、ニューヨークで出会った日本人たちは少し違った。彼ら・彼女らは日本人というより、ニューヨーカーである。お互いをEnglish nameで呼び合い、「どこ出身?」とか「どんな過去がある?」みたいなことよりも、「今ニューヨークで何してるの?」「最近何がおもしろい?」みたいな会話をする人が多かった。もちろん、どちらが良い悪いではない。ただ、その違いはすごく印象に残っている。
最初に仲良くなったYuliusという存在
ちょっと話がそれたが、MBAで最初にできた友達は誰か?と聞かれると、おそらくYuliusだと思う。確かに、最初の授業で隣に座ったKennyも友達なんだが、最初に仲良くなったという意味ではYuliusの記憶が強い。彼はインドネシア出身で、シンガポール生活がとても長い。前回少し触れたMSK(最初の授業)でも同じクラスだったし、そのセメスターで受けていたアカウンティングの授業も一緒だった。クラスは基本自由席なんだが、なぜか僕は教授から見て左側、しかも上段の席に座ることが多かった。そして不思議なことに、Yuliusもよく近くに座っていた。ある授業の休み時間、Yuliusが話しかけてきた。
「Kei、MSKの授業での稟議の発言、おもしろかったね」その時、正直僕はまだYuliusのことを全然覚えていなくて、「あ、MSKのクラス一緒だったんだ!」みたいなリアクションをしていた記憶がある(笑)。そこから改めて自己紹介をして、授業の合間に1階にあるSpreadというカフェ兼ご飯屋さんへコーヒーを買いに行く仲間になった。Yuliusは、本当に授業全体をよく見ているやつだった。誰がどんな発言をしたかをよく覚えているし、空気を読むのもうまい。僕が落ち込んでいたら、自然に声をかけてくれるタイプだった。実は以前のブログでも、Yuliusについて少し書いたことがある。僕がグループワークでうまく発言できず、かなり落ち込んでいた時、Yuliusが「We are in the same boat」と声をかけてくれた。あの一言にはかなり救われた。
👉 過去ブログ(Yulius登場):なぜ僕はシンガポール国立大学(NUS)MBAを選んだのか
MBAって、華やかに見えるけど、実際は結構孤独な瞬間もある。特に英語で戦っていると、自分だけ置いていかれているような感覚になることもある。そんな中で、「We are in the same boat」と言ってくれる仲間がいるのは、本当にありがたかった。Yuliusとは不思議な縁があって、LYTという1週間詰め込みの、かなり思い出深い授業も一緒のクラスだった。そして彼の最後のMBAの授業でも、オンラインのAI授業を同じチームで受け、一緒にプレゼンをした。僕のBatchはパートタイムで100〜120人くらい学生がいた記憶だけど、その中でもYuliusは特別な存在だ。最初の友達というだけではなく、MBA生活の始まりから終わりまで、ずっとどこかで繋がっていた仲間だった。今でも、日韓?韓日?の飲み会を3ヶ月に1回くらいのペースでやっているんだが、毎回Yuliusも参加してくれて、一緒に飲んでいる。
MBAで得たものは学歴だけではない
MBAって、もちろん学歴やキャリアのために行く人も多い。でも僕にとって、一番大きかったのは世界中に友達ができたことかもしれない。国籍も文化もバラバラ。でも同じ教室で、同じプレッシャーの中で、一緒に笑って、一緒に苦しんだ。それは今振り返っても、人生の中でもかなり特別な経験だったと思う。シンガポールMBAを考えている人がいたら、ぜひ勉強やキャリアだけでなく、“どんな人と出会えるか”も楽しみにしてほしい。意外と、人生を変えるのは授業そのものではなく、そこで出会う人だったりする。



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