先週、久しぶりに母校であるシンガポール国立大学(NUS)を訪れた。僕は、「MBACareer」でアジアMBA進学・キャリア支援をしている関係で、ビジネススクールのアドミッションの方々とは、たまにカジュアルにお会いしている。NUSでは、リクルーターのJuneさんと定期的に会っていて、実は彼女、僕がNUSを受験したときにお世話になった方でもある。過去のブログでもJuneさんとの出会いについては軽く触れてます。こうやって卒業後も関係が続くのは、素直に嬉しい。今日はMBA卒業後はみんなどうしているのかについて、Kopi Cを飲みながらゆるく書いていこうと思う。Milo か Kopi C かで悩みましたが、やっぱりKopiにしました ☕️
卒業後の交流って、実際どうなの?
本題の前にNUSビジネススクールを訪問して一番びっくりしたのは、ビジネススクールのレセプションが、めちゃくちゃおしゃれになってたこと。正直、「ここ…インスタ映え狙ってるよね?w」って思った。僕の在学時代は、もっと無骨でMBAは中身で勝負だろみたいな空気感だった気がするが、時代は変わる(笑)
「卒業後の交流って、実際どうなの?」よく聞かれる質問がこれ。MBAって、卒業後もつながりあるんですか?答えは、Yesでもあり、Noでもある。NUSの場合;
- 卒業後も定期的なアルムナイイベントあり
- シンガポールでは月1回ほどネットワーキングイベントあり
- 日本でも年1回、大きなアルムナイイベントあり
(もちろんNUSが費用を持ってくれますw)
制度としては、かなり手厚い。ただし、実際はというと――意外と“うちうち”で集まることも多い。
フルタイムMBAとパートタイムMBAの違い
ここは結構リアルな話。以前フルタイムとパートタイムMBAについてブログに書きましたが、少し卒業後の交流にも違いがあるように思える。
フルタイムMBA
- 卒業後、各国に散らばる
- 最近はシンガポールのビザが厳しくなり、自国に帰る人が増加傾向
パートタイムMB
- 引き続きシンガポールに残る人が多い
- 正直、めちゃくちゃ頻繁に飲みに行くw
個人的には、ローカルに強くなりたいなら、パートタイムMBAはかなりおすすめだと思っている。フルタイムの「濃さ」も魅力だが、パートタイムの「継続的な関係性」は、卒業後に効いてくる。
MBA卒業後、ビジネスでのつながりは?
卒業後、仕事をきっかけに再会することも少なくない。近況や今やっているビジネスの話をしながら、「どこかでコラボできないかな?」「何かサポートできることある?」といった話に自然と発展することもある。さらにその流れで、別の友人やビジネスパートナーを紹介してもらうケースもあり、MBAのネットワークが点ではなく線で広がっていくのを実感する。僕自身もMBAの友人経由で、シンガポールで起業している人を紹介してもらったことがある。MBAは卒業したら終わりじゃなく、使い続けるリソースだと改めて感じる。
ただし、ちょっと厳しいことも言うと…
実は卒業後の姿は、在学中とあまり変わらない、っという印象を僕は持っている。つまり、
- MBAを積極的に使う人は、卒業後も使い倒す
- MBAに受け身だった人は、卒業後も自然と距離ができる
正直、卒業後にMBAと全然関係ない生活をしている友人もたくさんいる。それはそれで全然悪くない。ただ、これだけは言いたい。
MBAに期待しすぎないこと。
でも、MBAというリソースは、ちゃんと活用すること。
MBAは魔法じゃない。でも、使えば使うほど効いてくる道具ではある。久しぶりにNUSを訪れて思ったのは、MBAの価値は学位そのものよりも、その後どう付き合い続けるかで決まるということ。卒業してからが、実は本番。そんなことを、インスタ映えするレセプションを横目に思った一日だったw



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