MBAは高い?僕にとっては格安だった話

1月のシンガポールは、なぜかいい。雨季のはずなのに今年は雨は少なく、夜になるとひんやりした風が吹く。いつもムワッとしているこの街が、少しだけ可愛く見える季節だ。今日はオフィスビルの高層階で仕事をしている。窓の外には、ガラス張りのビルがいくつも並んでいる。ニューヨーク、東京、シンガポール。どの都市に行っても、高層ビルの表情は驚くほど似ている。無機質で、合理的で、ちょっと退屈。

そんな景色を見ながら、ふと思った。「MBAが高いって言う人、多いよな」と。

CanCanが広がったのは、MBAの“人”のおかげだった

今、CanCan株式会社では新しいビジネスを立ち上げている。
MBACareerで進学支援をし、
New Hiresで就職・転職を支援し、
次は、アジアの起業家支援のブランドを作ろうとしている。

振り返ると、CanCanのすべての挑戦の裏側に、MBAの仲間がいる。

  • シンガポールで事業を始めるときにお客さんを紹介してくれたロッキー(MBAの先輩)
  • 香港でビジネススクールと僕を繋いでくれたPie(交換留学の時の友人)
  • 投資家や起業家をつないでくれたPardhu (MBA同期)

今日も、MBAの友人経由でインド人のNUS卒起業家につながった。コーヒーでもどう?と一言メッセージを送るだけで、アジアのどこかで新しい線が一本つながる。これが、MBAの本当の価値だと思う。

MBAが高いと感じる人、安いと感じる人の決定的な違い

MBAが高いと言う人の多くは;

  • クラスメイトと仲良くなる
  • 飲みに行く
  • LinkedInでつながる
  • 卒業してフェードアウト

それは友達で、悪くない。でも、それで終わるなら確かに高い。一方で、MBAを安いと感じる人は;

  • 誰がどんな業界で何をしているかを把握する
  • 困ったら連絡する
  • ビジネスの相談をする
  • 人を紹介し合う
  • 一緒に何かを始める

僕にとってMBAは学位じゃない。アジアと世界に張り巡らされた実務ネットワークだ。

だから僕にとってMBAは格安だった

MBAに行かなければ、僕は今も日本のどこかで、東京と地元を往復していただろう。今は違う。ビジネスを考えるとき、シンガポール、香港、東南アジアやアメリカが同時に頭に浮かぶ。その視点をくれたのが、MBAで出会った人たちだ。だから僕はこう思う。

MBAが高いと言う人は、MBAを友達で止めている。
MBAが安いと言う人は、MBAを人生のレバレッジにしている。

シンガポールの無機質な高層ビルを眺めながら、僕は今日も、そのレバレッジを使って次のビジネスを考えている。

シンガポールのビジネス街
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