シンガポールMBA:MBA入学初日〜15年ぶりの教室で学んだこと〜

前回のブログでは、シンガポールのMBA出願はまだ間に合う学校もあるというテーマについて書きました。今回は少し昔を思い出して、僕自身のシンガポール国立大学MBA入学初日、そして初授業の思い出について書いてみたいと思います。5月に入り、シンガポールはさらに暑さが増してきた気がします。こちらには日本のようなゴールデンウィークはありませんが、今日はスタバでアイスラテを飲みながらこのブログを書いています。

目次

15年ぶりに学生へ戻る感覚

MBAの入学初日。まず最初に思ったことは、「教室ってどこだっけ?」でした(笑)大学以来、約15年ぶりくらいに学校の教室で学ぶという環境に戻ったので、とにかく感覚を忘れていました。僕がNational University of SingaporeのMBAに応募したのはコロナ真っ只中。面接もオンライン、学校主催イベントもオンラインで、ビジネススクールのキャンパスに来るのもかなり久しぶりでした。メールに書かれていた教室に入ると、すでにかなりの人数の学生が来ていました。10分前くらいに着いたと思うのですが、みんなモチベーション高いな…!というのが第一印象(笑)

自分のネームカードが置かれた席に座ると、そこにはMBAのリュックが。中にはTシャツ、ウォーターボトル、ペン、メモ帳など色々なグッズが入っていて、コロナ禍だったこともありNUSのマスクまで入っていました。ちなみにマスクは、いただいてから一度も使っていません(笑)

MBA最初の授業「MSK」

授業が始まると、まずは近くの学生同士で自己紹介。僕の隣の席は、シンガポール人のケニーでした。スタートアップで働いてますという感じで、見た目からして、できる人オーラが溢れていました。ただ、話してみるとめちゃくちゃ気さくで良いやつ。何度か飲みに行ったりもしましたが、最近会えていないのでまた会いたいなと思っています。

その後、いよいよ授業へ。授業名は「MSK」。正直、何の略だったかはもう覚えていません(笑)ただ、MBA最初の授業として非常にジェネラルな内容を学ぶクラスだった記憶があります。教授が2〜3週間ごとに変わり、

  • リーダーシップ
  • マーケティング
  • コンサルティングで使うフレームワーク

などを学び、最後はチームプレゼンで終わる流れでした。これからMBA生活を送る上での基礎やサバイバルキットのような授業だったと記憶してます。

「稟議」の話題で起きたこと

授業中、国民性のトピックになりました。例えば、日本企業・日本人はハイラルキーでトップダウンが強いが、意思決定はボトムアップ、というような話です。その流れで教授が「稟議」について触れました。これは日本人である僕の出番だな!と思い、実は少し頭の中で回答を準備していました。ちなみにクラス50人の中で、日本人は僕一人。教授の説明が終わり、いよいよ僕が発言して存在感を示そうとした、その瞬間でした。

突然、一人のインド人学生が勢いよく話し始めたのです。「私は日系企業で10年以上シンガポールで働いていて…」彼は稟議について熱く語り始めました。

  • 意思決定に時間がかかる
  • みんなの合意形成が必要
  • そしてプロジェクト開始まで長い

など、かなり的確に説明していました。しかも3〜5分くらい、めちゃくちゃ熱量高く(笑)その瞬間、このクラスは、グローバル環境での自己主張の大切さを教えてくれました。インドには14億人もの人口がいます。おそらく、自ら手を挙げて発言しないと埋もれてしまう文化なのかもしれません。そして同時に、日本人だからといって、日本のことを一番知っているとは限らない、というごく当たり前のことにも気付かされました。誰でも発言していい。誰でも意見を持っていい。グローバルな環境では、それが当たり前でした。

突然回ってきた“日本代表”

僕が少し唖然としていると、教授が突然、「では、日本人のKeiの意見も聞いてみましょう」と振ってきました。当然ですが、2番手・3番手の発言者は難しい。最初の人の意見に対して、自分の視点や補足を加えなければならないからです。しかも、さっきのインド人学生がほとんど言いたいことを話してしまっている(笑)ただ、その時に変な“関西人気質”が発動しました。(すみません、四国出身ですが週末は吉本を見て育ったので…笑)

僕はこう答えました。

「彼の言う通り、稟議には全員の合意形成に時間がかかるというデメリットがあります。ただ、敢えて良い点を挙げるとすれば、そのアイディアがあなたのものだったとしても、プロジェクトが失敗した時には“みんなの合意”のもとで進めたことになるので、会社は簡単にはあなたをクビにできないでしょう。」

すると、クラスがドッと笑いました。その瞬間、“Kei from Japan”として、クラスメイトに覚えてもらえた気がしました。

最後にまとめ

MBAの最初の授業で学んだのは、マーケティングでもフレームワークでもありませんでした。

「自分から発言すること」
「待っていても順番は来ないこと」
「グローバル環境では、自分の存在を自分で示す必要があること」

でした。そして同時に、完璧な英語よりも、“自分らしさ”の方が人の記憶に残るということも学びました。

これからMBAを目指す方へ。

最初は英語力や授業についていけるか不安になるかもしれません。でも、実際に大切なのは「うまく話すこと」より、「自分の意見を持って発信すること」だと思います。僕自身、15年ぶりの教室でかなり緊張していました。それでも、あの日の教室で感じた刺激は、今でも鮮明に覚えています。

初授業で自分の席を見つけた時 👀
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