シンガポールに雨の季節がやってきました。雨は基本嫌いなんですが、”No rain, No rainbow”、雨が降るから虹が出るんです、っとポジティブに考えます(笑)。
前回は応募書類のエッセイについて少し触れましたが、今回はその前提となる、そもそも「どんな人がMBAに応募するのか?」というテーマで、めずらしくHotのKopi Cを飲みながら、ゆるく書いてみたいと思います。
NUSの合格者は化け物だらけ…のように見えるけど
まずは僕の母校、シンガポール国立大学(NUS)の話から始めたいと思います。
以前の記事でも触れましたが、NUSの合格者たちはとにかく強者揃い。
- 早慶上智・旧帝大出身
- 誰もが知る大手企業勤務
- グローバル案件の経験多め
こんな話を聞くと、
「あぁ、自分にはMBAなんて関係ないな…」
と感じるかもしれません。でも今日のテーマはまさにここ。一見MBAに全然関係なく見えるあなたこそ、実はMBAのドアが開いているという話です。
パイロットがMBAを取る理由?実は超合理的だった
僕のクラスメートには、とてもユニークなキャリアの人がいました。
例えば──パイロット。
最初に聞いた時は思いましたよ。「いや、なんでパイロットにMBAが必要なんだ…?」と。みなさんも『MBA』と聞くと、こんなイメージでしょうか?
- 経営者志望
- 戦略系のコンサルっぽい雰囲気
- プレゼンがうまそう
- やたらネットワーク広そう
でも、冷静に考えるとMBAって、「将来、経営やマネジメントに携わりたい人なら、業界や職種に関係なく勉強・トレーニングできる場所」なんですよね。
例えばパイロットの場合:
- 長時間フライト
- 時差との戦い
- 同じ姿勢で拘束される
- 一つ判断を間違えられない現場
この仕事、想像以上に体力勝負で、キャリアの後半になるほど大変なんです。だからこそ、
- 若手訓練のマネジメント
- 会社の運航企画や経営企画
- より上流の意思決定側へ移りたい
こう考える人が実は一定数います。つまり、“パイロット × MBA” はちゃんと意味があるキャリア戦略だったわけです。
ビジネススクールが大好きな言葉:ダイバーシティ
MBAの学校説明会に行くと、絶対に一度は聞くキーワードがあります。
そう、ダイバーシティ!!
ビジネススクールは
・ユニークな経歴
・個性的な視点
・非伝統的バックグラウンド
こういう人材を、むしろ積極的に求めています。実際、僕の後輩には海運業界で“船乗り”として働いていた日本人が、去年NUSに入学しました。もう、これを聞くだけで答えが見えてくると思います。
MBAは自分には関係ない─そう思ってるあなたが、実は一番チャンスを持っている
今日伝えたいのは、MBAはエリートだけのものじゃない。ユニークなキャリアの人こそ、むしろ歓迎される。
- パイロット
- 船乗り
- 小売
- エンジニア
- 教育(先生や教師など)
- NGO
- 自営業
- 全く別業界からのキャリアチェンジ
こういう“色”を持っている応募者は、学校からすると宝物なんです。だから、「自分なんて普通だから…」「MBAなんて場違いでしょ…」と思っているあなた。あなたこそ一番チャンスがあります。
Can or Can not?
CanCan!!


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