ここ最近は香港MBAについて書き続けてきましたが、実はMBAのアプリケーションは各校すでに出願が始まっています。というわけで、今日は久しぶりに応募書類の話に戻りたいと思います。これまで僕はスコアメイキングについて、EA(Executive Assessment)を受けた経験などを書いてきましたが、もちろんMBA出願で必要なのは英語スコアだけではありません。むしろ、書類のほうが大変という声も多いくらいです。
その中でも今日は、出願の中核である エッセイ(Essay) について書きます。
エッセイは自分を語る唯一の場所
エッセイって、そもそもなぜ必要なのか?理由はシンプルで、数字では測れない自分の価値を伝える唯一の書類だからです。
MBAの応募書類は大きく分けて
・英語スコア(EA/GMAT/GRE)
・CV
・推薦状
・エッセイ
の4つで構成されていますが、アドミが「あなたはどんな人ですか?」と本気で知りに来るのはエッセイです。逆に言えば、エッセイだけはコピペ感やテンプレ感が一発でバレる場所。だからこそ、個性をどう盛り込むかが鍵になります。
よく聞かれる質問の例
エッセイは学校ごとにテーマが違いますが、
よくあるのはこんな質問です:
- Why MBA?(なぜMBAが必要なのか)
- Why this school?(なぜこの学校なのか)
- キャリアゴールについて
- 自分のリーダーシップ経験について
- 自分がクラスにどう貢献できるか
特に Why MBA / Why this school はほぼ100%出る鉄板です。
実際に僕もNUSで聞かれた「Why MBA」「Why NUS」
僕もシンガポール国立大学(NUS)に出願した時、まさに Why MBA と Why NUS を書く必要がありました。
何を書いたかというと、前回のブログでも触れた通り、
・NUSのイベントに参加して感じた学校の空気
・実際に通っていた先輩から聞いたリアルな話
・アドミのJuneさんと直接話して抱いた印象
こういった“自分が現場で受け取った体験”を盛り込みました。なぜこれを入れたかというと、数字でもChatGPTでも再現できない、自分だけの価値がそこにあるからです。
今はAIでエッセイはそれっぽく書ける時代
正直、今はChatGPTを使えば、Why MBA や Why this school はそこそこ無難に書けます。でも、それはあくまで誰でも書ける80点エッセイです。アドミが読みたいのは、
「あなたがどう感じたか」
「どんな価値観を持っているか」
「どんな理由でその学校を選ぶのか」
という“人間の温度”。だからこそ、イベント参加の感想や、現場での気づき、アドミとの会話などを盛り込むことで、あなたのエッセイだけが持つ体温が生まれます。これは本当に強調したいポイントです。
まとめ:エッセイこそ一番“人間味”が出る書類
エッセイは見栄えを整えるだけならAIでも十分。でも、最後の一滴の“人間味”だけは本人にしか書けない。それがアドミに届くかどうかを決めるポイントです。もしエッセイの書き方に迷ったり、CVの方向性に不安があったり、「なんかこれ違う気がする…」と感じたら、気軽にメッセージください。MBACareerでは、CV・エッセイの添削やインタビュー練習もサポートしていますので、“ちょっと見てほしいです〜”くらいの軽さで大歓迎です。


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